本に手が伸びない
これが老化でしょうか。
昨年買った本の最後の一冊が、いつまでも積んだまま。
まったく読もうという気にならない。
きっかけは、その前に読んだ本があまりにつまらなかったから。
これを書く気になったのは、昨日観た映画。
死亡空き部屋清掃人の作家志望が戦争体験日記をを見つけて、それがベストセラーになり、恋人まで手に入れたまでは良かったが・・・
当然、次の本が書けるわけもなく、むしろ彼女が富豪の娘ということでますます期待が高まり追い詰められて行く。
そして、日記の作者と共に行動してた老人からゆすられる展開。
彼女に見せた自分作の別人名原稿は酷評される。
そして、彼女の長年の友人で恋敵が秘密を暴露すると脅すと殺すことになった。
と、ここまで見ると、嫌になった。
もともと才能がないものに興味はわかない。
才能とは怖いものだ。
今、ほぼ毎日再生を見直している人気女優のドラマを書いている脚本家。
エンドの最初に、名前が出る通り、今や間違いがない作家として不動だ。
凡人にはわからない世界だ。
ヒットを義務付けられた運命。
作家だけでなく、主演女優もまたしかり。
演出もそう。
初回は気づかなかった主題歌も、ようやく耳に届きだした。
(配信が2月になってからというのが残念)
売れない作家も辛いだろうが、ヒットを義務付けられた方々のプレッシャーは相当なものだろう。
そういう意味では、凡人の幸せは凡人ゆえの平凡な生活にあるかな。
ノー・プレッシャー。
ただ、あまりに波風ないと、ボケてゆくのが心配。