あれから25年、ガンプの羽根。
人を傷つけない映画が観たくなったということだろうか。
流行りのアニメは、最初のシーンでもう見るに耐えられない場面だった。
もう10年以上、血を流す映画は観たくないので、アニメでもNOだ。
ということで、過去の作品を選んでいたら、これに当たった。
鬱屈した今だから、安らぐひと時。
あれから25年か。
東君がまだ幼稚園だな。
あの頃はよく映画に出かけたもんだ。
ゴジラかな?座る席がバラバラになり、終わって横の廊下へ出て待っていると合図したら、同じように子どもと離れて座った美人のママさんと隣同士になりドキドキした。
何の映画か思い出せないけど、人気の映画は2階分位下の階段で待つことになった。
その時に、上映時間が長いという話になり、それを聞いた前の家族が駐車場のことを話し出し帰って行った。(話さなければよかった??と複雑な気分で並んでいた。)
バイク君と最後に見たのは、中学生くらいだったか。
目的の映画がなぜか観られず、代わりに小説家と少年の物語を観て感動したと話して、すし屋を奮発したな。
魔女とは高校生かな、名画座でニューシネマパラダイスが上映されているを新聞で発見し、登校を渋って寝ている二階へ向かって声かけた。
あの映画がかかっている、一緒に行かないか、と。
後に披露宴でも話が出たように、いい映画は人生を前向きにするものだ。
東君との最後はなんだろう。
彼は早熟で気を使い過ぎるきらいがあり、中高共に、二人でというのはなかった。
その代わり、高校時代はバイトや塾などの送り迎えが日課だったな。
映画やドラマ・小説などの話をしたものだ。人間観察。
仕事は早々にリタイアしたが、その代わり十分すぎるくらい子どもと一緒の時間を過ごせたので、高校卒業と同時に全員県外へ。そう言い聞かせてたので。
いつまでも家族が一緒というホームドラマは好きじゃない。
そうそう、うまくいかないものだ。
うまくいかない家庭、子ども時代だったから。
逆にいつまでもいるとボロが出そうで怖かった。
すべてを肯定して見守る親なんて、自分にはできそうにないから。
パソコンが世界を変えるという時代から25年。
今はハードではなく、ソフトが世界を支配している感じ。
巨人だけが生き残る世界。
今から25年後。
どんな世界になっていることだろう。
生きていないかも。
世界の変化、時代の変化を予測して、実際と比べてみたいな。
はたして、25年後も空は青いのだろうか。