予断を許さない政治の世界

議員先生が選挙のことばかり気にするわけです。

 

埼玉で公明候補が新人の異色キャラに押し出される事態になった。

 

912票で当選。

最下位が901票。

落選となる公明候補が887票。

 

有権者は10万8千人。投票率38%。26人の議席に36人の立候補。

 

900票と言うと、高校で言うと、40人×7クラス×3学年=840人

親が2人で1680人。

 

組織票の怖さというか、強さは数字にすれば明らか。

市民の皆さんは必要ない。

出身高校とか地元でいかに票を固められるかが地方の肝。

 

私が役員していた時、元校長が親族の地盤を継いで立候補した時は、まさに保護者が駆り出されて、結果ほぼトップ当選になった。

(その後、たいして地元に顔出ししなかったので、・・・落選した。)

 

学会は支持者の票が堅い。

それが崩れたのは、・・・国会議員の能天気な行動が女性会員の怒りを買ったのかもという見方。(真相はわからない)

 

むしろ、見かけはチャラいが、演説が真面目で熱が入っている青年のギャップに若者が応援して、親の見方へも投票へも繋がったのかも。

 

ちなみに18歳選挙権は2016年6月から適用になっています。

 

戸田市~人口14万人、世帯数6万6千。有権者10万8千人。

 

この規模の市議会~901票で当選、1000票あれば確実。

 

高校生をなめていてはいけません。

SNSの達人。

親が二人。

もうすぐ18歳。

就職・進学で苦労している真っ最中。

 

ジジババの数は多いけど、みんなの票はいらない。

1000人支持者を集められるかどうか。

 

友達3人にSNSしたら、3×3じゃなく、3×の次は9人になる。

9人がそれぞれ3人へつなげて27人、81人、243人、729人、2187人

 

投票率38%でした。だいたい地方選は40%です。

 

10万人の有権者の内、4万人が投票した。

その40分の1、1000票で当選。

1%です。有権者の。

 

あんな人、こんな人がバカにされるはずです。

 

お友達1%でいいのです。

 

これが選挙。

 

将来、組織のトップに立とうと思う高校生。

まずは、自分の高校でトップに立つ難しさと楽しさを体験してみては。

 

ライバルが立候補しなければ、無投票というのが政治の世界。

 

事業をするにも、生かされるはず。

応援してくれる仲間を3人集めることです。最初は。

 

公明は数の論理がよくわかっているので、議員辞職。(比例は議席減らない)

 

自民は離党。~ほとぼりが冷めればしれって復党がいつものこと。

      

ただねえ、議会に入ると、与党でないと意見も言えない仕組みが待っている。

次は、議会の仲間作りが、難問。

 

4年後の選挙で仲間を当選させるという長期戦略も必要。

 

ゆえに、政治は変わりにくいわけです。

 

でも、一人ぐらいは替えられる数字のマジック。

 

1%だもの。議員への道は。