小学校の卒業式の朝
若い親が黒服で歩道を歩いている。
そうか、小学校の卒業式か。
車での来場が出来ないので歩きですね。
一見当たり前に見える光景ですが、そうでない時期もあった。
校門前まで送迎させる風景が混乱する時代を象徴していた。
子どもたちが毎朝歩いて通う道を親が歩く。
両親が揃っていることのありがたさ。
そうでないケースも散見される。
不在なのか、否かは一見ではわからない。
団地内に中等教育校があるので、ここで進路がわかれる子もいる。
かなり難関になってしまった。
孫は1歳を迎えたわけだが、親の苦悩はすでに始まっているわけです。
何しろ彼らの現住所の小学校はマンモス校だから。
首都圏・ベットタウンの悲哀ですね。
どこに住むか、孟母の苦悩は続くわけです。
リモート時代の長所は、ある程度広い通勤圏内が許されること。
どの小学校区に住むかは、保育所・幼稚園の段階から重要になってくる。
だから、市役所職員の住所が、市内ではないということも起こるわけです。
彼らはより実情を把握しているからね。
住みやすい街かどうか。
安心できる学校かどうか。
そんな街を爺達が作るわけで、その眼には残念ながら孫が住む街は映っていない。
金を持って来る業者がチラチラするようです。
今も昔も変わらない構図。