貧すれば鈍す、かなあ。

それとも、背に腹は代えられない。

 

この際だから手段は選ばない。

 

勝てばいいのだ。

 

ええ、相撲の話なんだが、世間一般の話になっている感じのこの頃。

 

国のトップの振る舞いやそれを取り巻く連中の態度。

 

正しいとか良いとかいう言葉は、事例採集から漏れそうな今日この頃。

 

 

そんな中、大けがと病気からどんどん地位を下げて引退したいと言っていた元大関を励まし続け、まだまだ膝に爆弾を抱えながら、残された時間で元のあの地位へ戻りたいという執念・決意が悲壮感と勇気を醸し出す土俵を見上げる師匠。

 

一方、ずる休みし続ける横綱や弱い大関が休みまくって残った最後の大関は、これま負けられない相撲の連続である。こちらも少しでも気持ちが揺らげばすぐにダメになるギリギリの状態。

 

背景を考えるとどちらにも勝たせてあげたいのが心情だが、今日の相撲は本当にガチンコ対決だろう。

 

それだけに、膝の爆弾が破裂して、すべてが終わる可能性もある。

星勘定だけを考えたら、無理をするより来場所も土俵に上がり10番勝てる体調維持が得策と思うのだが。

 

大関側から見れば、前回大一番で負けて、勝負弱いを印象付けたまま今場所もということになると、もう優勝どころか他の大関と同じように弱い大関の烙印押される。

 

思い切りぶつかるしかない大関の特徴は、相手が変わるかもと思った瞬間OUT。

 

駆け引きだらけの立ち合いに辟易としていようと、無気力相撲にガックリしていようと、この一番だけは勝っても負けても伝説になりそうな一番。

 

結果として、横綱がいなくて良かったということか。

 

もし出ていたら、怪我人続出の可能性大だ。

優勝するしか意味のない相撲人生になった人だから。

 

私のようなど素人が小説を書けば、ぶつかった瞬間大きな音がして、膝から崩れ落ちるという場面が浮かぶのだが。

 

或いは、突進する大関がそのまま目標を失って土俵下まで転げ落ちる。

場内は、歓声ではなく、大きなため息。

そして、静まり返った表彰式。

 

まあ、素人はこんなところが限界か。

 

勝負の世界は非情だなと、本当に実感することになるな。

解説のお爺さんは、二番見たいと書いているけど、それは酷。

壊れるぞ。

 

変形した関節で、一度手術した身からすると、再起しただけでも信じられないのだが。

 

今度壊すと人工関節ということになりかねない心配が強い。

 

どう考えても、心配ばかり。

 

病気が重くなり国民の期待にトップとしての責任が果たせないから辞めます、と放り投げた政治家が(さんざん政治利用してきた、あるかどうかも怪しい)五輪の表彰受けるという茶番を見せられた後だけに、責任と覚悟をいっそう感じるのです。

 

ついでに言うと、ライバルを蹴落とすことだけを優先して企むムジナ爺たちは、国民なんて言葉を使わないで欲しいものだあ。

 

あんな奴、こんな奴、どうでもいい奴、と思っているのでしょうに。

 

コロナのことより、解散と選挙と自身の首で精一杯。

 

 

そんなこんなも、一瞬で終わる相撲。

 

どっちに転んでも、貧する全体を救うまでにはならないだろう。

 

もしかしたら、コロナがすべてをゴワサンに戻す可能性が高い。

 

猛げいこで有名な部屋から感染死亡という例が出たのは、今年の話だ。

部屋の打ち上げや年末年始、いったいいつまで厳しい自己管理をすればいいのかわからないプロ集団。

 

緊張の糸が切れる音がしそうだ。

 

医療現場や観光業・飲食業など。

 

ウイルスは、普通のマスクじゃ、100%防げないのだから。

 

海外映像では、もともとマスク文化がない人たちの、マスクをバカにしたような日常が映し出されている。

 

飛行場は海外からの人たちが増えているというし、普通に電車・バスに乗っているという。

 

頼むから東京以外へは行かないでね。

 

琵琶湖あたりで列島分裂する地震でも起こらないかなあ。